I am matsushima naoko日記

松島直子のイラスト日記
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IKKI TO THE NEXT STAGE!! ~in秋田~

8/9・10と月刊IKKIのイベントで秋田に行ってきました。
幸せな時間でした。
関わってくださった皆さん、本当にありがとうございました!
感謝です∞

以下秋田行きを日記風にお伝えいたします。(長いと思いますすす・・・)

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●8/8(秋田行き前日)
明日はIKKIのイベント。
岩岡ヒサエさん(IKKI COMIX『土星マンション』)と漆原ミチさん(IKKI COMIX『よるくも』)、
IKKI編集部のY編集長代理とKさんと一緒に秋田に行く日。
数日前までとても楽しみにしていたけれど、
初めて皆さんと旅をするので粗忽者の私が迷惑をかけないか・・・と非常に不安になる。
『よるくも』は全集読破したけれど、『土星マンション』は手元にそろっているのに
まだ2集の途中までしか読んでなくて焦る。
緊張していて眠れず。
でも開いた『土星マンション』の続きを読みながら心が休まりいつの間にか寝てしまう。

●8/9(秋田初日)
寝坊せずに起床して集合場所に行ったはずが、
もうすでに皆さん集まっていて申し訳ない気持ちになる。
皆さん笑顔で迎えてくれる。
駅弁を買ってもらった後、改札を通っていざ秋田新幹線こまちに!とわくわくしていたのだけれど
改札で切符の入れ方を間違えてしまい人の流れを止めてしまう。
駅員さんに注意される。
私、パニック。
後ろにいた岩岡さんが慰めてくれる。さりげない優しさと美しさを感じ、うつむいて感謝する。
新幹線の隣の席は漆原さんだった。
IKKIの謝恩会で少しだけお話しさせてもらったことがある方で同い年という事もあり、
ガンガン話しかける私。
お話しさせてもらってるうちに漆原さんからものすごく面白い大らかな女性のエッセンスが溢れ出して
ものすごく楽しい。
この漆原さんの個性を育んだとある県にものすごく興味がわく。
行ってみたいと思った。

秋田に着いたら横手市増田のまんが美術館Oさんが迎えにきてくださっていた。
駅前のホテルの中のレストランで昼食を頂いたあと、サイン会会場のジュンク堂秋田店さんにお邪魔する。
会場に行くと、たくさんのファンの方々が集まってくださっていて一同感激。
こちらでは今発売中の『月刊IKKI 9月号』を購入してくださった方に、
岩岡・漆原・松島3名のサインをその表紙に入れさせて頂くと同時に
お手持ちの各作家の単行本を持ってきて頂いたらそれにもサインさせて頂きます、というサイン会。
にも関わらず、私のもとに岩岡さんと漆原さんのファンの方々が
『すみれファンファーレ読んでなくてにわかで申し訳ないのですが、
 今日から読みたいのでこれにサインして頂けますか?』
と、私の単行本をわざわざ購入し、来てくださる。
心を打たれた。
こんな風にお気遣い頂いて本当は申し訳ないと思わないといけないのかもしれないけれど、
本当に嬉しかった。
ありがとうございます。

次に加賀谷書店茨島店さんにお邪魔する。
小腹がすいたのか用意してくださった美味しい麦茶とごまのパイにかぶりつく一同。
美味しかった。
こちらでは店内に飾ってくださるPOPをお客様の前で描く、というイベント。
(先ほどのジュンク堂さんでもPOPは描かせていただきました)
自分のだけでなく、岩岡さんの『土星マンション』と漆原さんの『よるくも』のPOPも描かせていただく。
岩岡さんと漆原さんも『すみれファンファーレ』のPOPを描いてくださって、幸せ気分。
とっても楽しかった。
お子さんのお客さんもチラホラ。
私には全く興味を示さず、岩岡さんと漆原さんの絵に興味津々。
子供は正直である。
私だって自分が子供だったらお二人の前から離れたくない。
POP描き無事終了。
ジュンク堂書店さんも、加賀谷書店さんも私たちを温かく迎えてくださり、
感謝の気持ちでいっぱいに。
みんなで頭をたくさん垂れつつ秋田市から横手市へ。
まんが美術館のOさんが運転してくださる。
今日ずっと。

宿到着。
とっても素敵な所。
すぐにみんなで晩ご飯。
Oさんもつきあってくださり、
一緒に晩ご飯後の編集長代理のYさんの部屋での明日の打ち合わせも顔を出してくれた。
みんなOさんと一緒にいたい。
今日もずっとアテンドしてくださり、今日解散した後は仕事場に戻り明日の準備をするというOさんを
遅くまでつきあわせてしまった。
でも晩ご飯も、打ち合わせもものすごく楽しかった。
もっとみんなと一緒に話をしたいと思いつつも、お風呂場終了の時間が迫っているため
解散。
お風呂を頂いた後、
布団にもぐりながら『土星マンション』第2集読み終わる。
うっとりした気分でうとうとする。
自分が祭りでミツたちが楽しげに会話しているそばを通り過ぎる一人のような気がする。
物語の中に入ってしまった。
おやすみ。

●8/10(秋田2日目)
あこがれの朝風呂。
昨日とは男湯と女湯が反転していてジャグジーもあり、リラックスした。

朝ご飯の時間は8時と記憶していたが、自分の記憶力に自信が持てず、
ほんのり遅れて10分頃に朝食会場に行く。
岩岡さんと漆原さん、編集長代理のYさんがすでに席について食べ始めていた。
編集Kさんがいないので迎えにいく。
部屋のピンポンを押すとしばらくして
『おはようございます』と目をこすりながらKさんが出てきて、
なんだか子供のように可愛らしかった。
先に再び朝食会場へ。
朝から美味しいものを少しずつ、といった感じのお膳だった。
美味しかったな。
合流したKさんを交え、朝からみんなでお茶とコーヒーをすすりつつ、
ちょっとだんらんのひととき。

まんが美術館のOさんが車で迎えに来てくださり、
9時半頃に宿を出発。
企画展のIKKIの展示をみんなで見学する。
IKKIの連載年表にみんなで感激する。
手作りのパネルの額や棚やペンキで塗られたIKKI本誌を飾っている土台などに感激する。
この会場を作るまでに一体どんな手間と時間と愛が詰まっているんだろうと想像してもきっとしきれていない。
時間がなくて全部は拝見できなかったけど、
みなさんの原画をじっとみつめていると、
会場のライトがそっとそれらを照らしてくれている光のつぶまで見えるような気がした。
心に静かな川が流れるような気持ちになった。

じっくり堪能したいけれど時間がない。
後ろ髪をむんずと掴まれつつも、みんなで控え室へ。
3人で秋田の色々な方々へのサインを描き描き。
途中お昼休みをいただき、Oさんに稲庭うどんのお店に連れて行ってもらう。
お店の中に内蔵がある。
カッコイイ!
秋田のここら辺は冬行き深い為、蔵を外に作らず家の中に作るそう。
お店は個室を用意してくださっていた。
とっても素敵なお部屋で畳のいいにおいがした。
『この部屋では悪い事できないね〜』とひょいっと漆原さんが言っていて、
やはり漆原さんの発想は素敵で楽しいと思う。
漆原さんはひょいっといきなり面白い事を言う。
それがみんなを笑顔にしてくれる。
みんなで沢山話して笑って、おいしいおうどうんをいただきました。
ごまだれにしょうがのすりおろしって合うんだな〜。

美術館に戻ってしばらくしてトークショーの時間になった。
色々打ち合わせはしていたものの、私の頭の中には流れが全く入っていなかった。
私はやはりアホなんだろうなと思いながら会場入り。
会場にいる皆さん拍手で迎えてくださる。
お客さんがいてほっとする。

テンパリすぎて最初話す声が震えてしまった。
緊張している漆原さん。
新幹線で聞かせてもらったご実家のおばあさまの話をせがんだら話してくれた。
何度聞いても面白い。
でも何回も話させてごめんね。
私は『よるくも』の素晴らしさを力説する。
こんなに物語のアウトラインギリギリまで物語のテーマが染みだしていて
シンプルで、タイトで、体が反応して涙が出てしまうマンガ久しぶりに読んだ。
漆原さんは申し訳なさそうに体をくねらせていた。
『土星マンション』を通して読んでいない為、
2集までの感想しか言えなくてもどかしい。
岩岡さんは本当にお話が上手で、聞き入ってしまった。
岩岡さんの『土星マンション』連載前に訪れたチャンス。
それを逃さないようにと編集さんに見せたガッツには感動した。
本当に素敵なひと。
心が透き通る。
話をふんわりとまとめ、進めてくださった編集長代理Yさんと編集Kさんに感謝。

トークショー終了後
色紙に3人のサインを入れた色紙をお土産に持って帰っていただくためにサイン会。
昨日のサイン会に来てくださっていた方も3、4人いて、ありがたかった。
遠くから来ました、と。
笑顔で楽しかったですとおっしゃってくださる方も数人いらっしゃって、
ありがたい事だとおじぎと言葉でみんなで感謝。
トークショー楽しんでもらえたかな。
私たちはあっという間だったけど、つまらなかったら90分しんどいよな〜。
でもみなさん帰らず時間を共有してくださり、ありがとうございました。

トークショー終了後、サインの残りを描き描き。
常設展も見学させていただきたいので3人とも必死で頑張る。
控え室でのサイン中、まんが美術館Oさんと一緒にIKKIの企画展を作り上げてくださった
IさんとMさんが、Oさんと共に
私たちをずっと立ったまま見守ってくださっていた。
今思い返すとずっと立ったままはしんどかっただろうなと思う。
想像力が欠如していた。
お願いしても座ってくださらなかったと思うけど、
想像力の欠如でありました。ごめんなさい。

17時過ぎに任務完了!
みんなで常設展を見学させていただく。
じっくり観たいけど駆け足。
素晴らしい・・・!
こんな場所が近所にあるなんてうらやましい・・・
沢山の作家たちの生原稿が輝いている。
でもきっとこの場所だからこんなに輝いているんだとも思った。
Oさん、IさんそしてMさんをはじめとする皆さんが管理してらっしゃるから・・・

お礼をみんなで申し上げつつ帰りの新幹線の時間が迫っているため
バタバタとOさんの運転してくださる車へ乗り込む。
車の窓から昨日も来てくださったお客様の一人である、男子学生さんの姿が見える。
学生ゆえの金欠により、今日の来館を迷っていた学生さんだ。
でも来てくれた。
記憶違いでなければ、昨日は私に
『すみれは読んだ事無いけど、今日から読むんでサインをお願いします』
と言って、単行本を買って持ってきてくれた方のうちの一人だと思う。
金欠なのに・・・ありがとう・・・
先ほどのトークショー終了後のサイン会では
『今日も来てくださってありがとうございました』
と言ったら、
『本当に有意義な週末になりました、楽しかったです』と言ってくれた。

そんな彼にみんなで感激するさなか、
漆原さんが
『彼は秋田の妖精やね・・・!白い妖精やね・・・!』(この日彼は白いシャツをお召しでした)
と言って車内大爆笑!
そうでした。
秋田には私たちの心にポっと灯りをともしてくださる妖精が沢山いて
楽しく幸せな時間で埋め尽くされていました。
皆さん本当にありがとうございました。

Oさんの車で大曲駅へ。
もうそろそろ大曲駅に着くという頃、Oさんがみんなに
『だんだんさみしくなってきましたね・・・』と、ぼそっと言う。
まだOさんと離れる事に実感が無い。
このまま東京まで一緒のような気がする。

Oさんは運転がすごく上手い。
大曲駅には出発20分前ぐらいに着いた。
ここで初のお土産タイム。
大曲駅のKIOSKでみんなでお土産を物色する。
でも誰に何を買って行ったらいいのかメモ書き、もしくは頭の中で整理してない私はまたもやテンパる。
目についたものを買ってみる。
わかさぎのおつまみを買おうかどうしようか最後まで悩むも
結局買わなかった。

別れの時がきた。
Oさんは一人一人と両手で握手してくれた。
改札の向こう側に東京に帰るみんなで入った後、
集合写真を撮ってない事に気付いた。
Oさんは手を振っている。
まだ新幹線が車でほんの少しだけ時間がるけれど、
Oさんにこっち側に入場券で来てもらうのは悪いと、
みんな言葉にせずとも思っていたと思う。
見えなくなったOさんに手を振りながら、みんなでホームへと降りた。

行きの新幹線と同じで私は漆原さんと隣の席だった。
2人でしゃべりたおした。
めちゃくちゃ楽しかった。
でも今考えたら、岩岡さんと編集Kさんの席をくるっとまわしてもらって
ボックスシートにして4人でお話ししながら帰ったら良かったな〜

東京駅からみんなそれぞれバラバラの電車に乗って帰った。
家に帰ったら、たった1泊よそでしただけなのに、
ものすごく久しぶりの感じがした。
『ただいま、ひさしぶりだね〜』
って家に挨拶した。
濃密な時間だった。

●8/11(帰京1日目)
『土星マンション』全7集読み終える。
4集から所々で記憶の細胞をつつかれて、涙がぽろぽろこぼれてくる。
6集のタマチさんの所ではグブゥグブゥと嗚咽を漏らしながら読む。
この物語の最初の方はぽつりぽつりとお話の根っこがあって、
その根っこが成長して『ジャックと豆の木』ってお話に出てくるの木のように
ぐるぐるお互いに巻き付き、巻き付かれながら大きな幹になっているような感じがした。
すごい。
言葉では上手く説明できないけど、
私は一人ではないと私の心に命綱をくくりつけてくれる物語だった。
最高のストーリーですね。
読んだひとみんながこの物語を愛してしまうよね。
ありがとうございました。
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最後になりましたが、このイベントに関わってくださった全ての方々、
本当にありがとうございました!
みなさんにまた笑顔でお会いできるよう精進いたします∞

感謝をこめて
まつしま

●横手市増田まんがミュージアム HP
http://manga-museum.com/index.html
| 漫画 | 04:28 | comments(0) | trackbacks(0)
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